今月の肝臓にやさしい食事レシピ
今月の肝臓にやさしい食事レシピ
慢性肝炎の食事(1食あたり)
エネルギー:570~670kcal・食塩相当量:3.0g未満・鉄:3.0㎎未満
枝豆ごはん
食欲が落ちる猛暑であっても、少しでも食べやすくなるように、『香り』と『彩り』を工夫しました。みょうがを加えることにより、さわやかな香りとほのかな苦みが食欲を刺激し、食感のアクセントになります。また、枝豆の甘みとみょうがの清涼感が調和し、夏にぴったりの一品です。鮮やかな彩りで季節感もあり、かつ、どのようなおかずとも相性抜群です。
夏野菜の肉巻き
夏に旬を迎える『アスパラガス』と『ヤングコーン』を薄切りポークで巻いた、お手軽ですが、華やかな一皿です。夏野菜を軸にして、豚肉で巻くことにより、季節感や彩りを楽しむことができるだけでなく、夏には是非摂っていただきたい『たんぱく質』『ビタミン』の両方を摂取することができます。そして、食感や噛み応えも感じていただきたくて、考案したメニューです。
ヤングコーンは、とうもろこしの未熟な実で、株には通常、2〜3本の雌穂ができますが、養分を集中させるために、一番上の雌穂だけを残し、他は取り除きます。一般的には缶詰のヤングコーンが知られていますが、今回はこの時期限定の新鮮な生のヤングコーンを使用しました。ひげも柔らかく、甘みがあり、今しか味わえない美味しさですので、どうぞ丸ごとお楽しみください。
オクラととろろ昆布の梅すまし
夏バテ気味の時期にぴったりの、梅の酸味が効いた、さっぱり、かつ、優しい味わいの冷たいすまし汁です。オクラのネバネバ成分である『水溶性食物繊維』が胃腸を優しく保護するだけでなく、食欲促進効果もあります。また、昆布ととろろ昆布の旨みが滋味深い味わいにまとめます。旨味がたっぷりですので、塩分控えめでもしっかりと味を感じることができます。お出しは冷たくても温かくても美味しいため、その時々の体調に合わせて、お召し上がりください。