肝臓にやさしい食事レシピ

6月の献立

6月の献立

6月の献立テーマ

慢性肝炎の食事
エネルギー:570~670kcal・食塩相当量:3.0g未満・鉄:3.0mg未満(1食あたり)

メニュー

  • 宮崎発祥レタス巻き
  • アジフライ
  • キャベツの塩昆布和え
  • きのこたっぷり八杯汁
  • 日向夏

栄養素等摂取量

  • エネルギー:650kcal
  • たんぱく質:26.1g
  • 脂質:18.9g
  • 炭水化物:76.8g
  • 鉄:2.3g
  • 食物繊維:6.1g
  • 食塩相当量:2.9g
  • 野菜等摂取量(きのこを含む):152g

今月の献立のポイント

宮崎発祥レタス巻き

意外と知られていないのですが、実は『レタス巻き』は宮崎県の郷土料理で、プリプリの海老とシャキシャキのレタスを具材として、マヨネーズをアクセントに効かせたサラダ感覚の巻き寿司です。日本には節分の日のしきたりとして、恵方巻きを食べる風習がありますが、宮崎県では太巻きとして『レタス巻き』を食べることが多くあります。
太巻きはきれいに仕上げるにはハードルが高い料理ですが、ポイントは①海老の背ワタを丁寧に取り、背に竹串を刺して茹でる、②酢飯は海苔にまんべんなく敷きつめず、手前から3/4のところまで、厚さが均一になるように広げることです。真っすぐの海老が太巻きの軸となり、キッチリと巻くことができ、残した海苔の部分が巻き終わりとなるため、酢飯が海苔からはみ出ずに、見栄えよく仕上がります。

 

きのこたっぷり八杯汁

八杯汁もレタス巻きと同様に、宮崎県の郷土料理です。元々は精進料理として食されていた料理で、煮干しでとっただし汁に、しいたけ、しめじ、まいたけ等のきのこ類をたっぷり入れ、そしてのど越しの良い絹ごし豆腐を加え、最後にすりおろしたながいもを落として、まろやかさが特徴の汁物です。ついつい『八杯もおかわりしたくなる』ことから、『八杯汁』と名付けられたと言われています。

 

日向夏

日向夏(ひゅうがなつ)は宮崎が特産の柑橘です。地域が変われば『ニューサマーオレンジ』とも呼ばれます。ビタミンCやクエン酸、食物繊維、カリウムといった、さまざまな栄養素をバランスよく含んでいます。日向夏の白い綿の部分(果皮)には食物繊維が多く含まれており、食べるとほんのりとした甘さがあります。お召し上がりの際は、あえて果皮を薄く剥いて、果肉と一緒に食べると、果肉の酸味がマイルドになるだけでなく、同時に食物繊維も摂ることができます。

料理レシピ