肝臓にやさしい食事レシピ

8月の献立

今月の献立のポイント

○ジューシー

みなさんは『ジューシー』と聞くと、果汁や肉汁があふれる様子などをイメージするかもしれません。しかし、沖縄で『ジューシー』と言えば、お米と豚肉、人参、ひじきなどの具材をだし汁で炊いた『炊き込みご飯』を指します。名前の由来は諸説ありますが、『雑炊（ぞうすい）』の発音が変化して、『ジューシー』と呼ばれるようになったそうです。このジューシーには2つのタイプがあり、普通の硬さのご飯を『クファ（硬）ジューシー』、一般的な雑炊は『ヤファ（柔）ジューシー』と言います。沖縄での一般的なジューシーは『クファジューシー』を指すことが多いです。

今回は豚肉、人参、ひじきの他に、大きめにカットしたさといもを加え、エネルギーを制限しながらも、ボリューム感を得られ、かつ、沖縄をしっかりと感じることのできる一品に仕上げました。

 

○パパイヤイリチー（コリンキーイリチー）

『パパイヤ』といえば、一般的には黄色く熟した南国のフルーツを思い浮かべるのではないでしょうか？しかし、沖縄の『パパイヤ』は熟す前の青パパイヤが一般的で、野菜として、料理に使用します。煮ると大根のような食感があり、皮を剥いて千切りにして流水でアクを抜けば、生で食すこともできます。そして、油との相性が良いため、炒め物（イリチー）には欠かすことができません。また、青パパイヤには『パパイン』という酵素が豊富に含まれており、生活習慣病の予防や改善、ダイエットに効果的な食材です。

青パパイヤは千切りにして水にさらして、シャキシャキとした食感を活かすために、さっと炒め、だしの旨味の効いた、一品に仕上げました。また、青パパイヤが手に入らない場合は、『コリンキー（サラダかぼちゃ）』を使って、代用することもできます。

料理レシピ